ASATONのドキドキのシベリア鉄道体験記NO.9
「四日目(2002年7月13日)」

今日も朝寝坊して昼に起きる。トランプもせず、ストレッチもせずただぼーっとして、話をして、飲み食いしながら過ごす。お互いにマッサージをしあったり。

今日は停車駅で珍しい食べ物をゲットできた。Mちゃんはロシア風クレープ(中身はカッテージチーズ)とピロシキ(キャベツ、卵とリークの2種類)をゲット。Asatonはししゃもの燻製と細長いウエハースののような中に蜜が入っているお菓子。ししゃもは塩味がきいていて、炭酸の飲み物との相性が最高!ビールでもいけたかも。

ただ、この停車駅に止まった時、鼻血をだしてぐったりしたモンゴル人の若者が車両のおどり場に座りこんでいた。顔は血だらけで、トイレで顔を洗ったりしたらしくあっちこっちのハンドルも血まみれ。彼は身じろぎもしないので死んでいるのかと思ったほど。何なんだろう、と3人でいぶかしがるけれど、あんなに怪我したのなら仲間が助けにくるはず。放っておかれているということは仲間内の喧嘩ではないだろうか。ここの商人達は柄が悪いしねえ。で、様子を見ることにしたのだけれど、彼が
いつのまにか去るまでちょっと気味が悪かったです。
                              
「ラモス妻」も この光景を見てぎょっとしていたし。この「ラモス妻」とは時々言葉を交わすようになってきました。一度彼女が買ったイチゴをご相伴にあずかったし。しかーし、停車駅で彼女が買ったものについて聞いてみると「チーズとトマト」というのにびっくり。せっかく ロシアのおふくろの味が食べれるチャンスなのにな。おいしいものがいろいろあるのにもったいないなあ。(ベジタリアンだったのかもしれないけれど)

友人達と日本人でよかったと確認しあってしまいました。日本人はすごく食に対して貪欲でいろんなものを味わえる能力が高い気がする、うん。ロシアのピロシキはどれも形や具が違って、ひとつとして同じ味が無かったです。貴重な経験でした。本当においしかった。                              
そして広大なロシアの大地を目の当たりにして「大きさ」を実感しました。何日列車に乗ってもまだまだ大地が続く。林があるかとおもえば平原。道路が無いので住んでいる人達は線路の上を歩いていました。道無き道を行くよりは 近いし楽なのでしょう。こういった村は家がぽつーんとあるだけで、どうやって生活しているのかと思うくらい。モスクワは都会だったけれど、地方はまだまだなのかなあ。冬は寒いんだろうなあ、とかいろいろ考えてしまいました。               そして、日本人が多く抑留されて犠牲になった地でもあるんだ、と大地をみながら考えていました。
                          

つづく


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