UK教育事情

英国の教育システムと資格は日本との違いのため少しわかりづらいかも知れません。ここでは基本的な教育システム、特にイングランドに関して、また、留学する方々に関連ある事項をご紹介しましょう。

スコットランドではシステムが異なります。また、この説明はおよその概要を知っていただくために一部簡略化しているところがあります。

英国の教育でかぎになるのはそのルートとレベルです。簡単に解釈すると、以前は大学レベルの資格をとるには以下で紹介するGCSEからAレベル、そして大学へ入学するルートだったものが社会と個性の多様化に合わせ、技術習得系(Vocational)のルートから大学の資格を目指すことが出きるようになりました。


●アカデミックルート

●技術系のルート

●英国大学への正規留学方法

●Further EducationとHigher Educationの違い

●日本の教育レベルと英国の対比

 

アカデミックルート

GCSE 中等教育- Secondary Education(義務教育の部分通常16歳まで)を卒業する時点での評価試験制度です。 通常15歳〜16歳まで2年間勉強しその最終評価としての試験です。生徒の通学する学校により変わりますが9合計科目から13科目ぐらいの科目を勉強します。GCSE試験の結果はAからFまでにわかれ、5つの科目についてCレベル以上を取ればその科目に関してのGCE-Advanced level用のコースを受けることになります。

GCSE の科目紹介
ASTRONOMY COMPUTER STUDIES GEOGRAPHY LATIN BIOLOGY
DRAMA GERMAN MATHS PHYSICS
CDT ENGLISH LANGUAGE HISTORY ROMAN
CHEMISTRY ENGLISH LITERATURE HOME ECONOMICS  
CIVILIZATION FRENCH H & A OF MUSIC  

GCSEの後、学生はFurther EducationとHigher Educationの教育システムに移行していきます。このFurther EducationとHigher Educationに関しては後述しますが以前からのルートは上記の科目をさらに2年間勉強し、上級コース試験GCE-Advancedlevelを受け大学 (Higher Education)に進んでいくルートです。

・GCE-Advanced level

16歳から2年間このGCE-Advanced level試験のための勉強をおこないます。通常3教科から5教科勉強します。このAレベルの試験は18歳の5月から6月頃おこなわれ結果はAからDの評価を受けます。この試験結果が大学入学への基準となります。大学センター(UCAS)では本人の希望(6校まで希望可能)の大学へ試験の結果と内申書を送り、大学で選考され、面接を経て大学入学が決定されます。 OxfordやCambridge等はこれ以外に独自の入学試験を持ちます。

・First Degree

一般に英国の大学は全てが国立で100校弱しか有りません。3年〜4年で取れる資格ですが一般にアメリカや日本の修士より高いレベルとされています。(英国ではそう解釈しているそうです!)

・Postgraduate Course & Master Degree

Master Degreeは1年間のフルタイムコースです。この後さらにドクターコースへ移ります。

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技術系のルート

GNVQ, NVQ, N/C, N/D, HNC, HND等は技術習得系の資格と考えてください。前述したアカデミックなルートとは別に大学レベル、もしくはそれと比較対応できる資格まで習得できるものです。

現在の流行としてはアカデミックのルートよりこれらの技術系を勉強していく風潮がつよくみられます。これは資格習得後の職業にダイレクトに結びつくことを考えれば当然の成り行きとも取れます。日本の専門学校との違いはこれらの資格が全て国家資格で、高いレベルの資格は大学レベルと同等として認識されていることです。これらのコースはFurther Education Collegeにておこなわれています。いくつかこれらの技術系の資格を紹介します。

・GNVQ

技術習得コースとして16歳以上の人達を対象としています。Foundation,Intermidiate, Advancedにわかれ技術の習得に関し、知識と技術を広範囲に勉強します。

コミュニケーション、数字、そしてコンピュータ操作方法に関しても勉強し、就職の機会を得ることが出きる人材づくりを目指したものです。教室での授業と実地での訓練を上手くミックスさせたコースです。Advancedを取得した人はAレベルを取得したことと同じものと見なされ、大学に進むことができます。Edexcelという団体がこのGNVQをはじめN/C, N/D, HNC,HNDと呼ばれる技術系のコースを管轄しています。

・NVQ (National Vocational Qualifications)

実際に仕事に就いている人の能力向上のための資格です。それは質のランク付けとも考えられ、多くの企業がこのNVQ習得に関し強い関心を示しています。

学校での授業と言うよりは実践での技術のレベルと言って良いでしょう。City & Guilds, RSA そしてEdexcel 等がNVQ資格を認定しています。

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英国大学への正規留学方法

Access もしくは bridging courses

アクセスコースは英国高等教育(大学レベルの事)、もしくは技術習得コースに参加するための海外の学生のための特別ルートと言えます。多くの留学生がこの1年間のコースを利用して英国の大学に進学しているのが実状です。コースの内容は現地の大学レベルについていけるための基礎学習と考えてください。当然アクセスコースもその後の大学で勉強する科目にあわせたコースを取らなければいけません。

日本人の場合には高校卒業資格が最低条件です。 また、英語の能力も問われますので高校卒業後すぐにこのアクセスコースに参加するのは難しいでしょう。6ヶ月ほどの英語研修期間を経て、9月よりコースに参加すれば大丈夫と考えられています。

アクセスコースは多くのカレッジや大学でおこなわれています。このコースでは英語もその科目の一つですから充分に力を付けて大学進学準備ができます。通常、コースの修了者には提携する大学への入学が保証されています。(とは言っても成績がわるければ実際には入学を断られるケースがありますから100%安心と考えてはいけません。)

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Further EducationとHigher Educationの違い

Higher Education-大学レベルのコース(技術系もHND以上はこれに含まれます)の事。

このコースを提供する学校はColleges of Higher Education (HE)、そしてUniversitiesと呼ばれる教育機関です。

Further Education-一般に大学レベルのコースまでのコースを提供しています。

Colleges of FurtherEducation (FE)と呼ばれる教育機関がコースを提供しています。近年はこれらのカレッジでも大学レベルのコースを提供するところが増えてきました。FEからHEへの移行もスムーズにいけます。

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日本の教育レベルと英国の対比

日本の高校卒業資格はGCSEのA-C資格取得と同じものと判断しています。

短大卒業資格はNational DiplomaもしくはGNVQ Advanced Level資格取得と判断しています。

日本の大学での学士号(4年生終了時)はその卒業した大学と学業成績により英国のMaster courseへ参加できます。詳しくはNational Academic RecognitionInformation Centre (NARIC)へ問い合わせをする事になっています。(ほぼどこの大学でも問題ないようです。成績は別!!)

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